この病歴・就労状況等申立書の左の期間の状況欄をどう書けばいいのかわからないという方も多いと思います。
上部の【記入する前にお読みください。】という欄にいろいろ書かれていますが、これら全ての項目を絶対に書かなくてはいけないかというとそうでもありません。
確かにそうなのですが、内容的に『病気や怪我で仕事が出来ず、経済的に困窮している』としか書かれていない申立書を提出される方も少なくありません。
文章にまとめるのが苦手な方は、心身の状況を病気や怪我で、発病や受傷前とその期間を比較し、どのような変化が起こっているか書き出してみましょう。
同じく、就労状況に関しても以前は出来ていたが、現在は困難になっていることなど、比較しながら書き出します。
続いて、日常生活の変化についても比較し、書き出してみます。
ポイントは、健康であった頃と比べて、出来なくなったこと、困難になったことを書き出すことです。
生来的な障害の場合は、請求者自身の比較は出来ませんので、その場合は、健常者であれば出来るであろうことと比較すると書きやすいと思います。
あとは、それらを読みやすい文章にまとめることが出来れば良いのですが、ダラダラと長い文章を書くよりも、病歴・就労状況・日常生活の状況ごとに箇条書きでも良いと思います。
文章の上手下手は問題ではなく、審査にあたる認定医に請求者の状況を正しく伝えることが目的です。
感情的な文章を書くのではなく、事実に基づいて、冷静に状況を伝えることが重要です。